こんにちは、486です!
この記事では、海外在住の子供に対しての日本語教育ついて私が実践してきた事を紹介していこうと思います
親が日本人であれば自動的に日本語ができると思っていませんか?
私もその様に思っていた一人です
本当に勝手に日本語が出来る様になると思っていました
子供たちの現在
私は妻が韓国人で韓国に在住中で小学生の息子と幼稚園の娘がいます
2人とも韓国生まれ韓国育ちで日本語ができる環境にはありませんでした
現在は小学生の息子は日本語での読み書きができる様になりました
幼稚園児の娘はまだ読み書きはできないですが、日本語は喋れます
娘の場合は韓国語もまだ読み書きできていないので、読み書きはこれからかなといった状態です
子供が日本語を使えない事に気づく
息子が3歳くらいの時です
娘が生まれたという事もあり、妻は病院、私と息子が2人でいました
ふと、息子が日本語を全く使っていない事に気づきました
私自身が家の中での会話を韓国語中心で使っていた事も大きく影響していたと思います
妻も日本語は話せますが母国(韓国)にいるのにあえて日本語を使っていませんでした
当然といえば当然ですが、私の子供には日本語のボキャブラリーがなかったのです
自分だけは子供に日本語を使い続ける
まずは私自身が子供に話しかける際は日本語のみを使う様にしました
海外に住んでいるので家庭内はすべて日本語を使うという方法もありますが私は両親の母国語を尊重させる様にしました
両親が日本人同士で海外に住んでいる場合は家庭内では日本語オンリーでもいいと思います
国際結婚あるあるだと思いますが、やはり子供が自分の母国語を使えないというのはさみしいという事も大きく、両方喋れる様になって欲しいとの考えからです
私の場合は、妻が韓国人でしたので、私のみが日本語を使う事にしました
要は
- お父さんは日本人だから日本語を話す
- お母さんは韓国人だから韓国語を話す
という具合に話す人によって言語を区分してみました
私が日本語を伝える為にしたこと
子供たちに対して日本語を使う様にはしたものの、私自身は仕事があるので常に子供のそばにいれるわけではありません
お母さんが日本人の場合は、家庭で使えば海外に住んでいたとしても現地語半分、日本語半分くらいになりますが、お父さんが日本人でなおかつ仕事をしているとなるとどうしても子供が生活で使用する言語は9割以上が外国語となってしまいます
日本語の動画
私の場合はできるだけ、日本のコンテンツを見させるようにしていました
主に
- Youtube
- Netflix
- TVer
を活用していました
お陰様で子供たちは“弱虫ペダル”や“ハイキュー!!”が大好きになってしまいました
最近は“ポケットモンスター”を良くみているので逆走感がありますが
娘はいまだにハイキューの主人公の日向翔陽が好きですし
息子は弱虫ペダルの漫画をコンプリートしてたりします
TVerは嵐好きな妻がよく見ていました
TVerの場合は海外では見れないのでVPNの活用が必要になります
アニメのセリフを真似てたまに変な言葉遣いをしたりしますが、関心がある事なので一番効果があった気がします
最近は何か「ピカピカ」言ってます←ピカチュウの声真似※日本語ですらない
カルタ
意外にも効果があったのはカルタでした
息子は日本語に対して特に拒否感なく、「これは日本語では“○○”と言うんだよ」と伝えると「わかった、日本語だと“○○”なんだね」と覚えていきましたが
娘は日本語に対しての拒否感があったのか
例えば“ミカン”を「これは日本語では“ミカン”と言うんだよ」と教えても
「아니야! 이건 “귤”이야 !(アニヤ! イゴン “キュル”ィヤ!)※違う!これは“ キュル ‹韓国語でミカン›”だ!」と
韓国語に修正されていました
なんでそんなに石頭だったのか、いまだにわかりませんがそれを解消してくれたのがカルタでした
カルタの読み上げを歌の様に覚えることで自然に日本語の単語を覚えてくれました
本の読み聞かせ
日本の絵本が手に入れば、できるだけ夜寝る前に読んであげていました
手頃な日本語の絵本がないときは、韓国語の絵本とかを通訳しながら読んでいました
絵本を読み上げてくれる動画はたくさんありますが、それでも両親の声で伝えるお話は特別だと思っています
わからない単語があれば、いろんな方向から子供に説明してあげる事もできるので家族間の会話も深まります
あとはこどもちゃれんじを息子の時はつかっていましたので、絵本替わりに読んであげていました
こどもちゃれんじは海外への配送サービスもありますが、配送費に毎月倍くらいの金額もかかるので1年前倒しで注文しておいて日本に帰ったタイミングで実家に届いている教材を持ち帰るか船便で送ったりしていました
教材の内容自体は毎年大きく変わるわけではありませんので一年前倒しで受け取っていてもそんなに影響はありませんでした
手間はかかりましたが、こどもちゃれんじの冊子は3歳下の娘も使っているので最終的なコストパフォーマンスは良かったと思います
まとめ
今回は海外在住の子供が日本語を使えるようになる方法について紹介させて頂きました
方法というよりは体験談ですが。。。
いま日本語が出来ていないと感じていても、子供たちは吸収が早いのですぐに上達します
親として子供にできる事はいかに日本語に関心を持たせるかが重要になってくると思います
無理に日本語を使わせようとして拒否感生まれたら元も子もないです
ひとつの方法にこだわるよりは色々な角度から、子供たちに日本に関する情報を提供してみて、自分の子供が何に関心を持っているのか見極めるくらいしか親にできることはないのかなと思っています
この記事がみなさんの参考になっていただければ幸いです
それでは!